天使のゆりかご
「それは……新しいきょうだいですか？」
珍しく午後の予定がなかった私は、一度自室に戻ろうと中庭を囲む廻廊を歩いていた。
SS
雑多な箱庭物語SS
レイカとスイレンと宿屋の話
「って、なんでベッドが１つしかないの！？」
「さ……さあ」 (2020.3.20)
願わくば
ただ無性に誰かのぬくもりが欲しかった。 (2016.3.12)
ある不死者のお話
世界が分かたれた時、僕は一人で生きることを決めた。 (2014.11.24)
彼女の独白
冴え冴えとした月の光が、室内を埋めていた。あまり空が見えることのない、この地では珍しく、天からの光を余すことなく受けている。 (2014.11.3)
心の寄り添う場所
風が頬を撫でる。
眼下を見渡せばこの世界を一望できるかのようだった。 (2014.3.2)
むかしばなし
むかしむかしあるところに、かみさまがいました。 (2015.7.4)